生前整理のやり方

自分の身の回りの片付けを「いつか」に備えてするのが生前整理です。そのやり方などについて分かりやすくご紹介していきます。

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生前整理

生前整理というと仰々しくも聞こえますが、身の回りの整理とも変わりはありません。人は誰でもいつかは死が訪れます。遅かれ早かれ来ることは間違いありません。遺品整理というのは残された側の人が行うわけですが、生前整理というのはまだそこに居る自分が行うものであります。残される人たちに負担をかけないかけないようにというための整理でもあります。そして遺産として残すものがあればそれらを整理して相続人に渡す準備も必要になります。

家財道具などの整理

生活の中で使わないもの、いわゆる不要な物を処分するというのは早い時期から進めても良いでしょう。”断捨離”という言葉も一時期流行りましたが、不要な物を整理してシンプルな暮らしをするということです。歳をとってくると若い時のように、あれもこれも出来なくなってきます。部屋の中が混沌としているというのは管理に手間もかかるというものです。重複したアイテムや半年以上使っていないようなもの処分することでスッキリとした暮らしへと変えることが出来ます。

食器の整理

 

食器類も家族が多かった時のままで、使っていない物があれば潔く整理しましょう。食器棚の中に多くの食器を重ねて収納するのは取り出しにくくもなり使いにくくなります。使っていない食器といえども埃は溜まりやすくなります。多くあることでそれらを洗う手間が増えることを考えると、やはり使わないものは減らすことが良いでしょう。

本や書類の

整理本類も長い年月のなかで溜まってしまうものでもあり、その処理にも手間がかかるものになってしまいます。「本は売れる」と思われる方も多いと思いますが、売れるものとしては”漫画”や”文庫本”や”小説”といったところが売れ筋です。古いガイドブックや百科事典、法律系の本などの専門書などは買い取りは諦めたほうがよろしいでしょう。運よく無料引取りでもしてくれれば運ぶ手間が減り楽になりますが、断られた場合には何冊も重ねると重くて、一度に大量に運ぶことのできない面倒なものになってしまいます。地域の集団回収の日であったり資源ごみの日など、毎日出せないこともあるので、決まった日にまとめて出さなければいけません。もしそれができなければ、何日もかけて小分けにして出す必要があります。

本類、紙類も遺品整理の作業の中で大量に出る割合の多いものです。

ピアノの処分

全ではありませんが、ピアノもお家によっては持っていたりします。このピアノも全部売れるものかといえばそうでもありません。アップライトピアノでも重量250キロ以上はする代物で、簡単に運び出すことも出来ませんし、出せたとしても粗大ごみで処理することすらできないものです。

ピアノの中古買い取りをしてくれるものとしては”ヤマハ”や”カワイ”といった日本メーカーのものが中心ですそれ以外のメーカーは状態や年式によります。20年以上も前のモデルで有名メーカーでない場合は買い取りは難しいです。特に2本ペダルのものはもうそれだけで買い取りしてもらえないでしょう。2本ペダルは3本に比べてそれ以上に古いモデルだからです。

ピアノの買い取りしてもらえない場合に、有料で引き取りの場合の相場はおよそ35000円位からです。最安値でも25000円位はかかり、そういう業者を見つけるのも結構大変です。

洋服の整理

洋服も大体着るものは決まってきます。普段着ないものは処分することで、その収納に使っいたタンスも処分することが出来ます。遺品整理の作業を行ってきた中で、衣類がお家の中に占める割合は非常に多い印象です。高齢な方ほど来ていない洋服をあらゆる収納にぎっしり詰め込んでしまっている事例も多くあります。これらを処分することで、スペースも収納も別のことに活用が出来ます。

多くの物に縛られてしまうと自由がきかなくなります。そしてその全ての物をお墓の中まで持って行くことは出来ません。物(物欲)との決別をすべきでもあります。

もし整理ができないというのであれば、上に書いたような事柄は残された方々が処理することになるからです。

誰しもそうですが、子に負担をかけたくない。であればいち早く整理することをおすすめいたします。

まとめ

生前整理は急いでまとめてすることはありません。生活の中でゆっくりと少しずつ整理するだけでもいいんです。残される人に少しでも負担を少なく。そしてシンプルで暮らしやすい生活のため、自分のために行うものでもあるのです。

 

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