遺品整理で出て来る大量の本の処理方法
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遺品整理で出る本の片付け
遺品整理をしていると、家の中の荷物としてそのウェイトの多くを占めるもので「紙」や「本」というのがあります。書籍だけなく漫画や新聞や広告・ノートやプリント用紙など、一軒分をまとめるとかなりの量になります。お家によってそれぞれですが、多いところだと軽トラックに山盛り一台分以上あったところもありました。それだけの量となると整理はかなり大変です。業者であればすぐにトラックに積み込みしてと片付くのですが、一般の方がされる場合は結構な労力となります。なるべく手間も少なくて楽に出来る方法などをご紹介していきます。
古本は資源ごみとして扱われます
まず古本や紙類というのは「古紙」として資源ごみとして扱われます。段ボールや書籍・雑誌や新聞・ミックスペーパーといた分類をされます。いずれも溶かされリサイクルにされるものですので、燃えるゴミ扱いではありません。出来ればリサイクルをしていきましょう。
運び出しが大変なのでこまめな作業
本の整理をしていて何が大変かというと運び出しがすごく大変なんです。何百冊とある本の場合は一度に持てる量も限られます。重ねると非常に重いです… それを何度も何度も往復しての運び出し。一軒家とかで運び出す場所が近いと良いのですが、大型マンションでゴミ置き場が遠かったり、古い団地の階段で5階とかになるとかなり疲れる作業になるかと思います。
古紙の回収は日にちが決まっています
古紙の回収日は一週間に一回とか月に一回など曜日が決められているところが多いと思います。その曜日に合わせて出さなければ処理できないということになるので、それに合わせて作業をしなければいけないという不自由さがあります。
古紙業者に直接持ち込み
もし集団回収による収集を待っていられないという時には古紙業者に直接持ち込みということも出来ます。しかし、量がある場合はセダンタイプの車ではいっぱい積むことは難しく、ワンボックスやツーボックスタイプの荷台が広い車が適しています。重量が増すので走る時には十分注意してください。
古紙業者に持ち込みする時には業者のトラックの出入りが多く、一般の人が来ることも少ないので一般の方のための誘導をしていないことが多いです。安全なところに車を停めて構内の係の人に尋ねて指示に従って下すようにしましょう。古紙業者によってはコンテナボックスがありそこに自由に入れて良いところもあります。それぞれ分類別に古紙を入れていきます。
古紙の中に混ぜてはいけないもの
古紙の中に混ぜてはいけないものもあります。それはダイレクトメールで届くような郵送物を入れているビニール。届いたときのままでビニールを剥かずにしているのがありますが、古紙として処理する場合は取らなくてはいけません。あとはクリアファイルです。クリアファイルに入ったままのペーパーを混ぜることは出来ません。ファイルだけ全部取る必要があります。取ったクリアファイルはプラスチックごみです。バインダーなど金具やプラスチックが付いているものも混ぜてはいけません。紙だけが古紙としてリサイクルになります。それとノートの端が金属の線でらせん状になっているもの。これも金属が含んでいるのでそれぞれ分ける必要があります。
こう考えると結構手間なこともあるのですが、これをすることによってより良いリサイクルが出来るようになります。
売れる本との仕分け
古紙といっても全てがリサイクル(再資源化)されるわけでもありません。古本として再販出来るものも当然あります。ではどういった物が古本として売れるのかご紹介していきます。
- 漫画
- 文庫本
- 情報書籍
- 医学書
- 雑誌
大きく上げるとこんなところです。しかし実際のところ値段が付きやすいのは漫画と文庫本くらいだと思ってください。それ以外の物はほんの少し値が付くか無料引き取り程度です。漫画といっても大手チェーン店の古本屋さんでも一冊20円とか50円程度です。しかしゴミとして扱われないだけ良いですし、次にご紹介しますが引き取りの手間削減にもなります。
出張サービスの利用
出張による買取サービスを利用されれば古紙としてゴミ置き場に運び出す手間も少なくなります。自分で何重往復もすることが無くなるだけでも楽になりますよね。買取してもらえる品目は決まっていますので、全てが無くなるわけではありません。それでも少しでも減ればだいぶ負担は減るのは間違いないです。ブックオフなどが出張による買取サービスを行っていますね。
店舗への持ち込み
店舗でも買取はもちろん行っています。持ち込みの場合は漫画や文庫本を中心に売れ筋だけを持って行った方が良いと思います。仮に売れなければ持ち帰りになる可能性もあります。無料で引取りしてくれる場合が多いですが。大量の漫画を持ち込みする場合は検品の時間もかかるので、ある程度時間に余裕を持って行くようにしましょう
まとめ
遺品整理ではなにかと大量に出て来る本ですがきちんと分類すればリサイクルが可能なものです。そして中には古本として売れるものもありますから、出張買取サービスを利用するなどで整理の手間が省けるような工夫をすることで遺品整理も楽になります。これを読んで何かお役にお立てください。